いつものごはんをパワーアップ!今日から始める、おいしい玄米生活

カテゴリ: 食のこと

いつものごはんをパワーアップ!今日から始める、おいしい玄米生活

「玄米が体にいいって、なんとなく聞いたことあるけど…味がちょっと苦手で…」

なんて思っている方、いらっしゃいませんか?

白米に比べて栄養満点なのは知っていても、独特の食感や風味で、なかなか手が伸びないこともありますよね。

でも、実はちょっとしたコツで、玄米はぐっとおいしくなるんです!

今回は、そんな玄米の魅力と、よりおいしく食べるコツをご紹介します。

玄米って、そもそも何?白米との違い

玄米とは、稲の実から一番外側の硬い殻「籾殻(もみがら)」だけを取り除いたお米のことです。

一方、私たちが普段よく食べている白米は、玄米からさらに「ぬか」と「胚芽(はいが)」を取り除いたもの。
つまり玄米は、お米が本来持っている栄養をまるごといただける状態なんですね。

栄養の宝庫!玄米のすごいところ

白米が精米の過程で失ってしまう、この「ぬか」と「胚芽」こそが、玄米パワーの源!

ぬかや胚芽には、ビタミンB群やビタミンE、マグネシウム、食物繊維といった、私たちの体に嬉しい栄養素がぎゅっと詰まっています。

中でも食物繊維は、白米の数倍も含まれているんですよ。

また、玄米は白米に比べてGI値が低い「低GI食品」。
血糖値の上昇が緩やかなので、脂肪がつきにくく、腹持ちも良いと言われています。
しっかり食べながら健康的に体型を維持したい方に、まさにピッタリの主食ですね。

苦手克服の鍵!玄米をおいしく炊く秘訣

「栄養はわかったけど、やっぱりあのパサパサ感が…」という方必見!
おいしく炊くための2つのポイントをご紹介します。

ポイント①:6時間以上のしっかり浸水 

まず大切なのが、炊く前にしっかりと水に浸しておくこと。
家を出る前にセットして、冷蔵庫に入れておくのがスムーズです。

なぜ長時間浸す必要があるかというと、玄米はぬか層に覆われているため、白米よりも水を吸いにくいから。
時間をかけてじっくり吸水させることで、お米の芯まで水分が行き渡り、炊き上がりがふっくら、もっちりするんです!

ポイント②:表面に傷をつけて吸水率アップ! 

ここが一番のポイント!
玄米を研ぐとき、泡立て器でシャカシャカと混ぜたり、両手で米を挟んで拝むように、優しくこすり合わせたりしてみてください。

「お米に傷をつけていいの?」と驚かれるかもしれませんが、これが大事なひと手間。
玄米の表面は、水を弾きやすい性質を持つ層で覆われています。
そこで、あえて表面に無数の細かい傷をつけてあげることで、そのバリアを壊し、お水の浸透を助けることができるんです。
この一手間を加えることで、吸水率がぐっとアップ!
ぬか層が柔らかくなり、あの独特の硬さやパサつきが軽減され、驚くほど食べやすくなりますよ。

無理なく、おいしく!玄米アレンジ術

いきなり毎食玄米にするのはハードルが高い…という方は、まずは白米に混ぜることから始めてみましょう。

おすすめは、白米7:玄米3くらいの割合から。
慣れてきたら、半々の50%(白米5:玄米5)に増やしてみるなど、ご自身の「おいしい」と思えるバランスを見つけてみてください。
雑穀をプラスするのも食感のアクセントになって楽しいですよ。

また、玄米はプチプチとした食感がリゾットやチャーハン、炊き込みご飯と相性抜群!トマトソースやクリームソース、和風だしなど、どんな味付けにもよくなじみます。

水分を多くして炊くおかゆにすればさらに消化しやすく、胃腸が疲れているときにもおすすめです。


今日の食卓から、玄米をプラスしてみませんか?

栄養たっぷりで、ダイエットのサポートもしてくれる玄米。 

最初は少し手間に感じるかもしれませんが、炊き方のコツさえつかめば、そのおいしさと魅力にきっと気づくはずです。
ストックもおすすめ!

ぜひチャレンジしてみてくださいね。