栄養食=我慢だと思っていませんか?食べたくなる栄養食の秘密とは

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栄養食=我慢だと思っていませんか?食べたくなる栄養食の秘密とは

TYPE FOOD開発現場の舞台裏
栄養だけでなく、おいしさにも“本気”で作っています

TYPE FOODは、お客様の栄養バランスを整える商品を提供するサービスです。
でも、私たちが届けたいのは「不味くても栄養がある食品」ではありません。
“栄養もとれて、おいしくて、ちゃんと毎日続けたくなる”――そんな食事やおやつを届けたいと考えています。

「栄養食=味は二の次」という印象がまだまだ根強い中で、TYPE FOODを食べた方から「これ、ふつうに美味しいですね」と言っていただける機会が増えてきました。

その裏側には、栄養だけではなくおいしさに対しても本気で取り組む開発チームの姿勢があります。
今日は少しだけ、その舞台裏をご紹介します。

おいしさの裏側:まず「栄養設計」からスタートする開発

TYPE FOODの開発では、まず最初に“おいしさ”ではなく“栄養設計”がやってきます。

カロリー、PFCバランス(たんぱく質・脂質・炭水化物の比率)、塩分、ビタミン、ミネラルなど、TYPE FOODには独自の食品開発基準があり、それを満たすように商品コンセプトが決まります。

つまり、自由においしいものを作れるわけではないのです。
「この栄養バランスで」「この保存条件で」「この価格帯で」……そんな制約の中からスタートするのがTYPE FOODの開発です。

「絶対に美味しく食べてもらいたい」――その一心で、私たちは味に向き合った

2024年11月。
私たちは「十割蕎麦 3種のきのこ」の開発に取り組んでいました。
栄養バランスは、すでに合格点。でも、それだけでは足りなかったのです。

届けたいのは、「栄養がある」だけの食事ではなく、心から“おいしい”と思ってもらえる一品。
でも、開発の道のりは決して平坦ではありませんでした。

立ちはだかった、3つの壁

課題1:塩分の制限

食事制限がある方にも安心して食べていただけるように。
一般的な商品の約半分の塩分量で、美味しさを成立させる必要がありました。

課題2:麺の理想形

十割蕎麦ならではの風味を活かしたかった。
でも、乾麺では茹で時間が長すぎて実用的ではなく、最適な“生麺”を探すところからのスタートでした。

課題3:出汁と栄養のバランス

和風出汁の繊細な味わいの中に、栄養素由来のわずかな苦味が顔を出す。
ほんの少しの“違和感”が、全体の印象を大きく変えてしまうのです。

それでも、「おいしいね」と言ってもらいたくて、何度も試作を重ねるなかで工夫を積み重ねました。

・水分量の見直し
食べ応えと満足感を両立するために、ギリギリまで水分量を調整。
ひと口で「しっかり食べた」と感じられるように。

・具材のボリュームアップ
塩分に頼らず、きのこや野菜の旨みで“美味しさ”を支える。
目にも口にも満足できる一杯を目指しました。

・調理順の最適化
旨みの決め手は、昆布・鰹節・きのこのアミノ酸。それを最大限引き出すために、調理の順番を一から見直しました。
具材を先に茹で、旨みを抽出してから粉末出汁を加えるという、逆転の発想でした。

・隠し味でのマスキング
ほんの少しだけ加えた“隠し味”が、栄養素由来の苦味をやさしく包み込み、全体の味を調和させてくれました。

このような試行錯誤を数ヶ月間繰り返し、自信を持ってお客様の元へお届けできる商品に仕上げて行きました。

「常温でここまで!?」と言われたいから

TYPE FOODは常温保存が基本
冷蔵・冷凍に比べて、香り・食感のコントロールが難しいぶん、技術と工夫が問われます。

たとえば…

  • 口に入れた瞬間ではなく、咀嚼中や飲み込んだあとに香りが立つように設計
  • 時間が経っても、最後までおいしく感じられるような素材の選定

「常温=味気ない」というイメージを、覆したい。
そんな気持ちで、私たちはつくっています。


「おいしかった」の一言のために、私たちはやっている

TYPE FOODをご利用いただいた方から、「ほんとに栄養食?」「自分で作るよりも美味しい」といった声をいただくことがあります。

その一言が、開発チームにとっては何よりの報酬です。

私たちが目指しているのは、「健康のために仕方なく食べる」ではなく、「食べたいから続く」栄養食です。
毎日口にするものだからこそ、味に妥協しない。
それがTYPE FOODの開発姿勢です。

「おいしさ」は、健康の入り口

おいしさは、健康の“ご褒美”ではなく、“入口”だと私たちは考えています。

「ちゃんと体にいい。でも、ちゃんとおいしい」
TYPE FOODが、そんな選択肢であり続けるように、これからも一つひとつ、丁寧に開発を重ねていきます。

まだ食べたことがない方は、ぜひ一度試してみてください。
きっと、これまでの“栄養食”のイメージが、少し変わるはずです。

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