お疲れ気味のあなたをサポート!豚肉の栄養術

カテゴリ: 食のこと

お疲れ気味のあなたをサポート!豚肉の栄養術

しっかり休んだはずなのに、なぜか体がだるい…。
そんな経験、ありませんか?
忙しい毎日の中で、知らず知らずのうちに疲れがたまってしまうことって多いものです。

そんなときに頼りたい食材のひとつが、実は「豚肉」なんです!
豚肉には、エネルギー代謝を助け、疲労感の軽減に役立つとされる栄養素が豊富に含まれています。

今日はその秘密と、栄養をムダなく活かす食べ方のヒントをご紹介します。

豚肉が疲れに効く理由とは

豚肉の大きな魅力は、ビタミンB1を豊富に含んでいること。
部位によって差はありますが、牛肉や鶏肉に比べてずっと多く含まれています。

ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変えるときに欠かせない栄養素。
イメージしやすく例えると、糖質は「ガソリン」、ビタミンB1はそのガソリンを燃やすための「点火プラグ」です。

どんなにガソリンがあっても、点火プラグがなければエンジンは動きませんよね。
同じように、ビタミンB1が不足するとエネルギーを効率よく作れず、だるさや疲れを感じやすくなってしまうのです。

部位別に選ぶおすすめの食べ方

豚肉とひと口にいっても、部位によって栄養や食べ応えはさまざま。
目的や気分に合わせて選ぶのがおすすめです。

◎ 疲労感が強いなら

→ヒレ肉・もも肉

ビタミンB1が特に豊富で、脂質が少なめ。
筋肉づくりに役立つタンパク質も多いので、疲れ対策にぴったり!

◎ ボリューム重視なら

→ ロース肉・バラ肉

脂の旨みが強く、食べ応え抜群!
満足感が欲しいときにおすすめですが、ビタミンB1はやや少なめなので、脂質が多め。
食べ過ぎには注意しましょう。

栄養をムダにしない!3つの工夫

せっかくの豚肉、どうせなら効果的に取り入れたいですよね。
そこで、より栄養を活かすことができる食べ方をご紹介します。

1. アリシンと一緒に摂る

ビタミンB1の頼もしい相棒が、玉ねぎやにんにく、ニラなどの香味野菜に含まれるアリシン。
ビタミンB1は水溶性で体内から排出されやすいのですが、アリシンと結合すると吸収されやすい形に変化します。

だから、豚の生姜焼きは玉ねぎたっぷりが鉄板!
豚ニラ炒めや豚キムチも最強コンビなんです。

2.クエン酸パワーを借りる

レモン・お酢・梅干しに含まれるクエン酸は、体内のエネルギー代謝をスムーズにするサイクルに関わる物質。

ビタミンB1と組み合わせることで、効率的にエネルギーづくりを助けると考えられています。

豚しゃぶをポン酢でいただいたり、トンテキにレモンを搾ったりするのがおすすめ。
夏には梅しそ和えもいいですね!

3.汁ごと楽しむ調理法

ビタミンB1は水に溶けやすいので、長時間煮ると煮汁に流れてしまいます。

そこでおすすめなのが、野菜もたっぷり摂れて栄養満点の豚汁や、ぽかぽか温まるお鍋やポトフ。
野菜もたっぷり摂れるうえに、栄養をムダなくいただけます。

蒸す・炒めるなど短時間で仕上げる調理法も、ビタミンB1を保つ工夫になりますよ。

豚肉と一緒に日々を乗り切ろう

なんとなく疲れが抜けないと感じたら、それはエネルギー不足のサインかも?

豚肉をおいしく食べて、元気に毎日を乗り切っていきましょう!